Mac OS X 10.6 Snow Leopard 使用開始メモ

そろそろ Lion が出ようか、って時に何をいまさら、という話ですが。

この手のセットアップ手順のメモは、いつかちゃんと作ろうといつも思ってるんですが、一度もちゃんと作れたことがないです (中途半端で終わった例)。先日つい注文してしまった MacBook Air が届いたので、今度こそちゃんとメモしながらセットアップしようかと。

この記事は、随時更新していくつもり。

概要

  • セットアップ対象のハードウェアは MacBook Air 11-inch。最小構成からメインメモリだけ 4GB に増やしたもの。(MBAir 11.6/4GB/64Flash/JPN、Model No: A1370 と外箱下面のラベルにある。)
  • プリインストールされている Max OS X 10.6 Snow Leopard をそのまま使う
  • 現在、メインで使っている MacBook のデータは引き継がない
  • Boot Camp などによる Windows インストールは、この Mac にはしない

利用目的

インストールするソフトウェアや、その他、使用可能にしたいもの、こと。

Mac OS X セットアップ

Mac の初回起動時、自動的に Mac OS X のセットアップが走る。これは指示通りに必要な情報を入力して行くだけ。

  • 別の Mac から情報を移行するか聞かれるが、今回はしない。
  • この時点で、自宅の無線 LAN については設定が済む。

セットアップが終了したら、とりあえずソフトウェア・アップデートを行う。

細かい操作の設定

  • トラックパッドのタップを有効にする
  • Spaces を有効にする
  • 画面のコーナーへの機能割り当て
    • 右上をデスクトップ
    • 右下を Spaces
  • Spotlight の起動キーを Ctrl+Shift+Space に変更する (Emacs の set-mark-command とかぶらないように)
  • Dock に登録されてるアプリケーションは全部消す (アプリケーションの起動は Spotlight から行う)
  • Dock を隠す
  • 日付を表示する

Google Chrome のインストール

…は、特に書くことないか。

Xcode のインストール

MacPorts, Haskell Platform のインストールに必要。

Sign In - Apple からダウンロードしてきて (登録が必要)、インストーラを実行するだけ。

MacPorts のインストール

http://osx.miko.org/index.php/Beginning_OS_X_10.6/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A9%E6%95%B4%E5%82%99%E7%B7%A8 を参考に

MacPorts のインストール
  1. ソースを入手
    • さすがに svn co まではしない。tar 玉をダウンロードすればおk。
  2. 適当なところにソースを展開し、./configure && make
  3. sudo make install
  4. 一時的にパスをとおす。export PATH=/opt/local/bin:$PATH
  5. sudo port selfupdate
各種プログラムのインストール
$ sudo port install git-core +svn +bash_completion
$ sudo port install lv

Emacs.app のインストール

これも MacPorts でインストール

$ sudo port install emacs-app

各種設定ファイルの編集

~/.bash_profile

とりあえず、これだけ。

INPUTRC=~/.inputrc
PS1='\n\[\033[32m\]\u@\H:\w\[\033[0m\]\n$ '

PATH=/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin
PATH=${PATH}:/usr/X11/bin
PATH=/opt/local/bin:${PATH}
PATH=/usr/local/bin:${PATH}
PATH=${HOME}/Library/Haskell/bin:${PATH}

export PATH

export PAGER=lv

alias ls='ls -GF'
~/.inputrc
set completion-ignore-case On
~/.MacOSX/environment.plist

まだ

~/.emacs.d/init.el

https://gist.github.com/176797 にメモってある内容から必要な部分をコピペ。

あと、gist にはメモってないけど、MacEmacs でふつうにバックスラッシュを入力するのに以下の設定が必要。(参考: MacなEmacsでバックスラッシュを簡単に入力したい - Watsonのメモ)

(define-key global-map [?\] [?\\])

Haskell Platform

Download Haskell Platform から pkg ファイルをダウンロードしてきて、あとはインストーラに指示通りに。

darcs

いや、使わないんだけど。

haskell-mode の入手先が見つからないので、Emacs - HaskellWiki に従って開発版を引っ張ってくることにする、のに、darcs が必要。darcs は Haskell Platform 同梱の cabal でインストールできる。

$ cabal update
$ cabal install darcs
haskellmode-emacs

以下のような感じで。

$ mkdir ~/.emacs.d/lisp
$ cd ~/.emacs.d/lisp
$ darcs get http://code.haskell.org/haskellmode-emacs
$ cd haskellmode-emacs
$ make EMACS=/Applications/MacPorts/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs compile

あとは、init.el に以下の記述を追加

(load "~/.emacs.d/lisp/haskellmode-emacs/haskell-site-file.el")

SSH の鍵ペアの作成と設定

  1. ターミナルを起動し、ssh-keygen コマンドを実行する。
  2. ファイル名とパスフレーズを聞かれるので設定する。
  3. デフォルトでは ~/.ssh/ ディレクトリに id_rsa (秘密鍵) と id_rsa.pub (公開鍵) が作られる。
会社の SSH サーバにログインできるようにする
  1. 作成した公開鍵を、すでにログインできるようになっている MacBook から、会社のサーバに scp でコピーする。
  2. すでにログインできるようになっている MacBook から、会社のサーバにログインし、先ほどコピーした公開鍵を ~/.ssh/authorized_keys に追記する。

会社の sshd では X のポートフォワーディングを有効にしているので、Mac OS X 標準の X を起動しておけば、gtkwave とかも使える。このときは -Y オプションをつけて ssh コマンドを実行する。(-X オプションではなんかだめだった)

githubリポジトリにアクセスできるようにする

github にログインしたら、「アカウントの設定」→「SSH 公開鍵」のページに行って、フォームに公開鍵 (~/.ssh/id_rsa.pub の中身) を入力するだけ。

あと、ついでに http://help.github.com/git-email-settings/ に従って、git に名前とメールアドレスを設定しておく。

$ git clone git@github.com:h-hirai/wavegen.git

などとして、アクセスできることを確認。